余命宣告されていたクラスメイトは、強くて弱かった。

「バラさないけどさ、それでいいの?」

「いいの。大丈夫」

そういった春日乃亜の横顔はたくましく、少し

怯えが見えた。

そんな春日をほっとくことがどうしても

出来なくて。

「……じゃあさ、バラさないから、お前が

辛くなった時は俺が愚痴聞いてやる」

「え……?」

「ほらっ、絶対に辛いことはあるだろ?

それを少しでも和らげてやれたらと……」

って、何言ってんだ俺。

ただいつも通り、関わらないで知らんふり

してればいいだけなのに。