~数年後~

「さあさあ、早く帰るよ!数年ぶりの

我が家が待ってる!」

「はいはい。俺は住んでないけどな」

「あれ?寂しいの?一緒に住む?」

「ばーか」

「……」

「なんだよ」

「ううん。あの時も……陽太にバカって

言われたなーって思い出してた」

「あー、言ったな。まあ、実際、乃亜より

俺の方が頭いいからな」

「はい?あの時のバカはそういう意味

じゃないでしょ?」

「さあ?どうかな」

「嘘でしょ!?信じてたのに……」