「……は?泣いて、ねーし……」

「いやいや、目の前にいるんだから、

そんな嘘は無意味だよ?」

「……うっせ」

「ふふっ……でも、ありがとう。私、

頑張る」

「……約束だぞ」

春日に向かって小指を立てると、春日は

少し驚いてから、俺の小指に自分の小指を

絡めた。