余命宣告されていたクラスメイトは、強くて弱かった。

「だから、見たのって聞いてるの!」

あ、この紙のことか……。

「いや、これは—————」

「見たんだ……お願い!私の余命があと

一ヶ月ってこと、誰にも言わないで!」

俺に向かって頭を下げる春日乃亜。

「いや。これ、見てないんだけど」

「……え?」

「え、だから見てないって」