余命宣告されていたクラスメイトは、強くて弱かった。

ガラガラガラ

「……っ、七瀬?どうして……」

春日が最後まで言う前に、俺は小さく、

細い体を抱きしめる。

「な、七瀬……?何してるの……?」

「……バカを抱きしめてる」

「ば、バカ……?バカってなによ……」

不本意なのか、春日はドンドンと俺の

背中を叩く。

でも、力が入っていないのか、全く痛くない。

「バカだろ。……少なくとも俺の中では大バカ」

「だ、だから、どうしてバカなんて……」