余命宣告されていたクラスメイトは、強くて弱かった。

ずっと黙っていた医者が突然口を開いて、

俺は下げていた目線をもう一度あげる。

春日とは違う、暖かい笑顔だった。

「行ってあげてください。あなたは

大丈夫です」

      + + +

「大丈夫、怖くない……怖くない……」

……っ、あいつ……。

重い体を動かして、やっとのことで春日が

居る病室にやって来て、聞こえてきたのは

そんな、恐怖や、不安が混じりあった

震えた声だった。