余命宣告されていたクラスメイトは、強くて弱かった。

なんかすみません……。

……てか、クラスの人気者のウィンクって

破壊力あるな……心臓がバクバクしてる。

春日だからなのか、ウィンクに耐性がなかった

からなのか、俺はしっかりと心臓にダメージ

を受けていた。

「……」

だからなのか、俺は俺に向けられている悪意の

目に気が付かなかった。

         ♧ ♧ ♧

「もう大丈夫なのか?」

「うんっ!バッチリ」

親指をあげてそう言う春日を見て、やっと

安心する。

こいつのことだから、体調が悪くても何も

言わないかもしれないからな。

放課後、一学期と同じように教室に

春日と二人きりになる。

「夏休み、私から誘ったのにごめんね。

あんなとこ見せちゃって」

「いいんだ。完璧な人間の欠けてるところ、

見てみたかったしな」

もちろんそんなわけないけど、春日が無駄に

落ち込むよりはいいだろう。

そう思っていったのに、春日の目から涙が

溢れ出す。