そんなことを思いながらも、春日から目を

離せなくて目で追っていると、俺の視線に

気がついたのか、春日はウィンクを俺に向けて

放った。

……っ!

「乃亜?急にウィンクなんてしてどうしたの?」

ウィンクに気がついた春日の取り巻きが

そう聞くと、俺から身を逸らしてにこっと

笑う。

「ん〜?ファンサービス?」

ファン……。

「誰にだよ」

俺です。