余命宣告されていたクラスメイトは、強くて弱かった。

でも、そんなこと本人に言えるはずがなくて、

この気持ちを隠すように斜め下を向く。

「あれー?七瀬、照れてる?」

「……っ、照れてねーよ!」

「嘘ついちゃってー、七瀬くんは可愛いで

ちゅねー」

そう言いながら俺の頭に手を置いて、わしゃ

わしゃと撫でまくる春日。

やばい、気持ちい……。

「お前、頭撫でるのうまいのな……」

「ふっふー。これでも私、双子の姉だからね」

「そうか……」