ついさっきの光景がまた蘇る
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『あんたバカじゃないの?』
私は目の前に差し出された陽生の手を、思いっきり叩いた
『悪いけどあんたみたいなバカに付き合ってらんない!じゃあね』
いい加減アホらしくなってきた
私は陽生に背を向けると、苛立ちながらベッドから降りようとした
だけどその時――…
『あ、神谷さん、うん、そう
悪いんだけど、今日から2ヶ月の間しばらくこの部屋使いたいんだけど…
そう、俺ともう一人、三月果歩の名前で、予約入れといて』
――はっ?
思わずベッドから崩れ落ちそうになった
今…なんて??