甘い体温


ずるいよ…


そんな優しい瞳で


そんな愛しそうに見つめられたら


もう何も言えなくなるじゃない


もう、素直に頷くしかできなくなる……




だって


本当は嬉しいんだもん


嬉しくてたまらないんだもん


私だってもう、少しだって陽生と離れていたくなんかない


陽生の隣に私がいて、私の隣に陽生がいる


目覚める時も、眠る時も


1日の始めと終わりには、いつも隣にあなたにいて欲しい


それが私の今の願いだから




――それが私の生きる力なの