『なんなのよ!本当最低!!あんたみたいな奴、こっちこそ用済みよ!!』
『あっそ』
女はそう怒鳴り散らすと心底ご立腹な様子で走り去って行き
直輝はそんな女を気にもとめることなく私の方へと歩み寄ってきた
そして私はそんな2人の修羅場を唖然として眺めて居ることしかできなくて…
『行くぞ』
『え?』
そんな呆気にとられた私の手を突然直輝の手に掴み取られ
掴まれた私は思わず直輝の方を穴が開くほど見つめ返した
行くって…
『どこに?』
『今からちょっと俺に付き合え』
『は?』
私の訴えも虚しく直輝は強引に言うと私の手を引っ張って再び歩出そうとする
だけど私はその手を思いっきり引っ張り返した
『ちょっと…直輝…』
『いいから、つべこべ言わず着いてこい!』
『!!』
ぶっきら棒の言葉に私は何も言えなくなり、
そのまま直樹の思うままに従うをえなくさせられてしまった
……直輝?
こんな強引で感情的な直樹は初めてで
もう戸惑うことしかできない私は
そんな直輝の後ろ姿を少し不安な気持ちで眺めていた



