甘い体温


そのまま思いっきり陽生に抱きしめられた


『!?』


ビックリして顔を上げようとした瞬間、頭を強く抑えつけられて陽生にそれを阻止された


『ちょっ……』


『可愛いすぎだろ…』


『へ?』


『つーか、俺、感動して泣きそうかも』


『は?』


訳の分からないことを連発する陽生に私はもう何がなんだか分からない


ついに熱のせいでおかしくなったんじゃ…?



『分かった、任せとけ
果歩の為なら世界中探し回ってでも美味しいパスタ食べさせてやるよ』


『へっ』


『てか、12月31日開けとけよ』


『え、31日?』


『その日に昨日の埋め合わせするから』


『は?31日って……』



何で31日?しかも大晦日…?


ますます困惑する私…


ん?…て、あれ?


ちょっと待って、31日って…