甘い体温



『う~ん…今何時?』


私は目を擦りながらソファーから体を起こすと時計を見た


陽生が出て行った後、あれから私はいつの間にかソファーの上で寝てしまっていたらしい


起き上がって時計を見ると時刻はもう昼の12時を過ぎていた



『もうこんな時間か……』



私は大きく伸びをすると、同じくソファーの上で気持ち良さそうに眠るブラウンを起こさないように立ち上がり、とりあえず着替えようとベッドルームに移動した





『あ……』


ベッドルームに備え付けられてある鏡の前に立ちながら、私は思わず声を漏らした


着替えようと服を脱いだ途端、自分の体をみて驚いた


私の体のあちこちについてる無数のキスマークの後


首筋や鎖骨、胸の辺りやらいろんなところに赤く鮮やかに色づいていた



『……』



ったく…陽生の奴


どんだけ付ければ気が済むのよ!


沢山つけりゃあいいってもんでもないでしょ!?


これじゃあ、着る服にも困るじゃない!!


ああ…もう呆れてものも言えない


…だけど……


不思議、なんでだろう


全然いや…じゃない


前まではあんなに付けられるのが嫌だったのに


いかにも俺の所有物って言われてる気がして、嫌気すらしてたのに


そんな感情全然沸いてこない


むしろなんか……