甘い体温


『本当なら一緒にご飯食べたかったんだけど
今日ちょっといつもより早めに病院に行かないと行けないからさ
ご飯の用意はしてあるから温めて食べて』


ネクタイを締め直しながら、陽生は申し訳なさそうに私の頭を撫でる


そして再びベッドの端に座り、私の肩をグイッと抱き寄せると、私の耳元に口づけた


『果歩と離れるのは寂しいけど、なるべく早く帰ってくるからいい子で待ってて…
そんでもってさっきの続きしような』


そう甘く囁くと、チュッと私の頬にキスをした



『なっ!?』



私は咄嗟に手で頬を庇う


そんな私を陽生は嬉しそうにくくっと笑い


何食わぬ顔して部屋を出て行ってしまった



『……』



一人残された私はドアに向かって思いっきり枕を投げつけた


『ばか!!あんたなんてもう二度と帰って来るな!!』



むかつくっ!



私は膝を抱えながらうなだれた



最悪だ



もうやだこんな生活……