甘い体温



――…えっ?



ストップ??


陽生の慌てた声に、私ははっと我に返る


ふと見ると、珍しく慌てた陽生の姿があって、驚いた私は目を見開く


私、今…


陽生に何した?


なに考えてた??


自分のしたことを思い出した私は勢い良く体を起こす


『ち、ちが…違うの!今のはそうじゃなくてっ!?』


私が陽生にした行為が信じられなくて、恥ずかしさのあまりパニクル私


なにやってるのよ私は!


寝ぼけてたとはいえ、これじゃあまるで


『いや…俺もちょっと起こそうとしたつもりが…つい本気に…その…悪かったな』


陽生は私の顔を見ながら少し照れたように、頭をぽりぽりかいた



『でも、果歩が積極的になってくれて嬉しかったよ
さすがに今は無理だけど、夜ならいつでも受け付けるから
だから今みたいに俺を求めて』


そう言うと、陽生はいつものように悪戯に笑顔を向けた



う……



『だ、から、今のはそうじゃなくて…』



私はもう、気まずくて陽生の顔が見られない


『それより俺もう行くから』


『えっ』


おもむろにスーツの上着を羽織った陽生がすっと立ち上がる