甘い体温



『あ…ゃ……』


ベッドルームに響いた自分の声に


流されかけてた理性ががかろうじてとどまり、思わず我に返る


だけどそんな私の声にお構いなしに、陽生は後ろからしなやかな指先で体を刺激する


パジャマはもうほとんど私の体からするりとずり落ちて


何も覆われていない私の背中に陽生は何度もキスを落とした



『は、るき…ちょ、まってっ!』



私は必死に声にならない震えた声をだして、体をよじる


…だけど……



『ダメ…もう待ったはなし』



いとも簡単に体を陽生に固定されてしまい、私の抵抗は無駄に終わる


気持ちはダメだって思うのに、正直体が陽生を拒否できない


そしてさっきよりさらにエスカレートしてくる陽生の行動と共に私のもろくなった理性はいとも簡単に崩れ落ちそうになる


『は…るきっ!!』


思わずもれたその声に、突然陽生の体が私から離れたと思ったら


私の体はくるっと仰向きに変えられた



『本当に嫌だったらもっとちゃんと抵抗しろよ』


『えっ』



「そうしたらすぐにやめるから」と付け加えながら陽生は悪戯っぽく微笑む


私に見せたその顔は、なんとも言えないぐらい色っぽくて、憎たらしいほどいい男



『そんなこと言って、これっぽっちもやめる気なんてないくせに』



よく言うよ


案の定、苦し紛れのそんな私の問いかけに、陽生は不適な笑顔を向けるだけ



『さあ』


『ムカツク…』



その言葉を最後に陽生の熱いキスが何度も、何度も私の唇に降ってきて


私はもう、陽生に身を委ねるしかなかった


もう抵抗することなんか出来ないほど私は体を陽生に支配されて


気づいた時には、いつの間にか意識を手放していた