甘い体温


人がせっかく真面目に聞いてるのに!!

すぐそう言うこと言うんだから!!


もう



『信じらんない!!』



私は完全、怒りモード突入で


そんな私をよそに、後ろから陽生のくすくす笑う声が聞えてくる



『まあ、そう怒るなって』



笑いを堪えながら私に声ををかける陽生に苛立ちが増す


『あんたなんかもう知らない!』


『ったく、す〜ぐ怒るんだから果歩ちゃんは』


上半身を軽く起こした陽生が私の頭にポンッと触れた



『触らないで!』



なによ、あんたがいつも私を怒らせてくるくせに!





『でも…』



次の瞬間、陽生の言葉と共に不意にベッドが少しきしんだと思ったら




『そういうところ好きだよ』




突然陽生は後ろからギュッと私を抱きしめた



えっ…



『果歩のその何でも思ったこと口に出すところ、俺は好きだよ』



そう言うと、陽生はさらに私を抱きすくめる


突然後ろから感じた陽生の体温に、思わず鼓動が高鳴った



『はる…き…?』