『な!…はるき!?』


今なんて?


『果歩一緒にあったまろ♪』


『!?』


その瞬間、陽生の手がスルスルとパジャマの隙間から入って入ってきて、私のお腹に触れた


『やっ!…ちょっ、ちょっと待って陽生!?』


私は慌てて陽生の手を掴み、それを阻止しをする


朝っぱらから冗談じゃない!!


『ん?何?』


『何じゃない!!朝からあんたは一体何考えてるのよ!!』


『何って…果歩のこと♪』


『え、う…バカ違う!もうそうじゃなくて!!』


『果歩』


『え!?』


突然陽生は私をくるっと仰向けにすると私の上に乗っかってきた



…なっ!



そして私の顔の横に肘を付いて私を優しく見つめてきたと思ったら


顔を近づけ私の唇に軽く触れるだけのキスをした



『おはよう果歩』


『……』



その動きがあまりに素早くて自然な動きだったから


私は何故かフリーズしたみたいに動く事が出来なくなってしまった


それなのにそんな私に陽生は


『ん?どうしたまだ足りない?』


さらに意味ありげにニヤッと笑う


何も抵抗しない私をいい事に再びキスをしようと顔を寄せてくる


だけど私はとっさにその陽生のキスを手で交わすと、思いっきり陽生を睨みつけた



『ちょ、調子にのるな!!』



そう何度もキスされてたまるか!


太陽の光が降り注ぐ部屋に私の怒りに満ちた声が響き渡ったのだった