甘い体温


最近、私の周りって変な人種多くないか?


ふと、そんな事を考えながら私は自分のアパートまで足早に歩いていた


アパートまではもう目と鼻の先


正直、陽生の待つホテルに行くべきなのか?


自分でも気持ちの整理がつかず、よく分からないでいた


まあ…でも「気が向いたら」とも言っておいたし、行きたくなければ行かなくてもいい話し


それに、こんなもやもやした気持ちのまま、とても今は誰とも会う気がしなかった


だけど…あの男は私が来るのを本当にずっと待ってるのだろうか?


そんな重い気持ちを抱えながら、自分の部屋のドアまでたどり着いた私は、部屋の鍵を差し込み、ドアのぶを回した



ん?



だけど、異様な違和感を覚えた私は、すぐさまその手の動きを止めた



え、あれ?


なんで?


鍵……開いてる


…どうして?


私…朝ちゃんと鍵かけたよね?


うん、確かにちゃんとかけた


いくらぼ~っとしたとはいえ…これだけはちゃんと覚えてる


じゃあ、なんで?


ひょっとして泥棒…とか?


まさか……ね


不思議に思いながらも、私は恐る恐るドアノブを回すと扉を開けた