甘い体温


それから私は午後の授業もあまり気分がのらず、身に入らなかった


心ここにあらずって感じで、ボ〜っとしながら退屈な授業をなんとなく聞いていた





そして全部の授業が終わった私は帰ろうと、教室を出て廊下を曲がろうとした丁度その時だった


向かいから急に飛び出してきた人物とぶつかってしまい、おもいっきり尻餅を付いてしまった



『ったぁ〜』


『いった〜い!』



慌てて起き上がって体勢を整えると私は、ぶつかった人物の方へ顔を向けた


そこには、私と同じ学年の見たこともない女が一人、ぶつかった衝撃で顔を歪めていた


『ちょっと、あんた…大丈夫!?』


顔を歪めた女に声をかけると、私の声に気づいた女が不意に顔を上げた



『あっ…』


『え?』



けれど私を見たとたん、驚いた様な顔をして声を漏らした女につられて私も声を出してしまった


女は目を見開いてまじまじと私を見つめてくる



え?何?



『なに?何か私顔について……』


『あなた2組の三月さんよね!?』


『えっ?』