甘い体温


私はあえて陽生は無視して、直輝に電話をかけることにした


直輝にコールするとすぐに直輝は電話に出た



『…三月?』



そう言えば


直輝からもこんな時間に連絡が来るなんて珍しい


てか初めてかも


私は少し疑問に思いながらも話かけた


『さっき電話くれた?』


『…ああ』


いつもの様子と違って、珍しく真面目なトーンの直輝の声


『そーいやお前無事か?』


『は?』


突然突拍子もない事を聞かれ、思わず間抜けな声を出してしまった私


『え、別に無事だけど?…何で??』


『いや…別に無事ならいいんだけどさ…

この前お前、体調悪そうだったから、その後どうかと思ってさ』



あ〜、そういうことね

こいつなりに心配して連絡くれたのかな?


『あー…、もう熱はないから大丈夫』


『そっか…ならいいけど』


『うん』


『つーかあのさ…昨日お前…』


『え?』


『…いや、なんでもねぇわ』



何故か直輝は途中で話をするのをやめ、気まずそうに笑った


そんな直輝に思わず首を傾けつつも



『てゆーかお前今家?』


『そうだけど?』


『今お前ん家の近くにいるからさ、たまには一緒に学校行かねぇ?』


『は?…別にいいけど?』