甘い体温


そんな事を考えながら、私はこたつに入ったままゴロンと横になった


ブラウンと寄り添いながら


こたつの暖かさで体全体が心地いい温かさに包まれた私は、いつの間にかそのまま意識を手放していった……



結局私はそれから一回も目が覚めることはなくて


気づいたら、朝まで熟睡してしまっていた









そして翌朝


起きた私は机に置いてある自分のケータイがピカピカ光ってるのに気づき、眠気まなこのまま携帯を手に取った


携帯の画面を見ると、着信ありの知らせが4件


は?4件も??


普段、そんなに何件も電話なんてかかってこないから不思議に思いながらも確かめると


ついさっき、10分ぐらい前の直輝からの着信が一つと、後の三つの着信記録は昨日の夜で


なぜかあの男


椎名陽生の着信履歴がディスプレーにはっきりと写しだされていた



??



直輝は分かるけど、何であの男から?

しかも何であの男が私の番号知ってんの!?

そして何で私のケータイにあの男のメモリーが入ってんのよ!?

私は寝起きで頭が働かず、ボーっとしながら髪の毛をクシャっと触る




『あ…』



そうだった……


あいつに私のケータイ取られて勝手に番号交換させられたんだった


昨日の出来事を改めて思い出した私は、軽くため息を吐いた



「椎名陽生」



できればこの名前は今は見たくなかった