甘い体温


『なっ!?』


両手で私の顔を挟みながら悪戯っぽくはにかむ陽生


や、やられた…


『まだまだ甘いな果歩は』


『!!』


……ムカツク


『やっと果歩の顔見れた』


『う…ばかじゃないの!』


もう最悪!


たぶん今の私、顔真っ赤だ…


そんな私を見て優しく笑う陽生


ふっと目を細めながら目じりに残っていた私の涙を親指でそっと拭った


『可愛いな〜果歩は♪』


『う、うるさい!!』


私は思わず陽生の手を振り払おうと手を伸ばす


けれど、やっぱり陽生の方が上手で、うまいこと交わされてしまった


そして重なり合った私と陽生の視線


陽生は私の顔をじっと見つめながら甘い声でこう言った



『やばいな』


『えっ』


『果歩の泣き顔めっちゃそそられる』


『はっ?』


驚いたのもつかの間


呆気に取られた私の目じりに、突然陽生の唇が落ちてきた