もしかして、私は男に嫉妬していたの? でも、妙にホッとしている。
「貴博と私は、同期なの。それで、新人の頃、よく同期で飲みに行ってた時に意気投合してね。あの通り、貴博は寡黙な男子だからよく話を聞いてくれて。勿論、その頃は、ちゃんとスーツを着て普通に男として会社に出勤していたんだけど・・・・・・。でもある日、酔った勢いで思い切って貴博にカミングアウトしたの。これで嫌われたら、それまでだと少し怖かったけど、いつも親身になって話を聞いてくれる貴博にずっと隠しているのも心苦しくてね。でも、貴博は別に驚いた様子もなくて、いいんじゃない? って言ってくれたの。もしかしたら貴博のことだから、言わなくても気づいていたのかもしれない。それからは遠慮しないで、貴博の前では素の自分でいられたの。だけど貴博がNEW YORKに出向になって、偶にメールでやりとりするぐらいしか出来なくなってしまって・・・・・・。誰にも自分の思いを話せないって、やっぱり辛いことなのよね。本当の自分を押し殺して、生きていくって、何だか生きてる意味や価値がないように感じられて・・・・・・」
山本さん・・・・・・。
「だけど、偶々、出張でこっちに来る機会があって貴博と再会出来て。あの時は、嬉しかったわ。もう当時は、いっぱいいっぱいだったから、悪いと思ったけど貴博に今の思いをすべてぶちまけちゃったの。そうしたら、貴博がこっちに来ないか? って、思いも掛けないことを言ってくれて・・・・・・」
そう言うと、山本さんはギュッと唇を噛みしめた。
その時のことを、思い出したのかもしれない。
「NEW YORKなら日本よりも理解があるし、自由な国だから余計な心労も減るからいいんじゃないか? でも、営業しか空いてるポジションはないが、それでもいいか? って。勿論、迷うことなく即OKしたわ。もう、貴博が神様に見えたもの。真っ暗だった私の人生に明るい未来の可能性をくれたんだもの。今でも、感謝してるわ」
高橋さん・・・・・・。
「貴博と私は、同期なの。それで、新人の頃、よく同期で飲みに行ってた時に意気投合してね。あの通り、貴博は寡黙な男子だからよく話を聞いてくれて。勿論、その頃は、ちゃんとスーツを着て普通に男として会社に出勤していたんだけど・・・・・・。でもある日、酔った勢いで思い切って貴博にカミングアウトしたの。これで嫌われたら、それまでだと少し怖かったけど、いつも親身になって話を聞いてくれる貴博にずっと隠しているのも心苦しくてね。でも、貴博は別に驚いた様子もなくて、いいんじゃない? って言ってくれたの。もしかしたら貴博のことだから、言わなくても気づいていたのかもしれない。それからは遠慮しないで、貴博の前では素の自分でいられたの。だけど貴博がNEW YORKに出向になって、偶にメールでやりとりするぐらいしか出来なくなってしまって・・・・・・。誰にも自分の思いを話せないって、やっぱり辛いことなのよね。本当の自分を押し殺して、生きていくって、何だか生きてる意味や価値がないように感じられて・・・・・・」
山本さん・・・・・・。
「だけど、偶々、出張でこっちに来る機会があって貴博と再会出来て。あの時は、嬉しかったわ。もう当時は、いっぱいいっぱいだったから、悪いと思ったけど貴博に今の思いをすべてぶちまけちゃったの。そうしたら、貴博がこっちに来ないか? って、思いも掛けないことを言ってくれて・・・・・・」
そう言うと、山本さんはギュッと唇を噛みしめた。
その時のことを、思い出したのかもしれない。
「NEW YORKなら日本よりも理解があるし、自由な国だから余計な心労も減るからいいんじゃないか? でも、営業しか空いてるポジションはないが、それでもいいか? って。勿論、迷うことなく即OKしたわ。もう、貴博が神様に見えたもの。真っ暗だった私の人生に明るい未来の可能性をくれたんだもの。今でも、感謝してるわ」
高橋さん・・・・・・。

