「お2人で? 何? 陽子ちゃん。お邪魔って」
「えっ? そ、それは・・・・・・私が居たら、山本さんも高橋さんと積もる話も出来ないじゃないですか」
「積もる話?」
「はい。なので、私はお邪魔ですから消えますから。どうぞ、遠・・・・・・」
「積もらない」
エッ……。
高橋さんの言い方が、なんだか凄く不機嫌に聞こえた。
「だいたい、何で俺がかおりと2人っきりにならなきゃいけないんだよ?」
「そうよ。それじゃ、まるで貴博と私に陽子ちゃんが遠慮してるみたいじゃない?」
山本さん。そのとおりですよ。気を利かせて、遠慮して帰るんですから。
「お前、馬鹿じゃねぇの?」
高橋さんは掴んだ私の右腕に少し力を入れながらそう言った。
そんな・・・・・・酷い。
思わず、高橋さんを睨んでしまった。でも、何故か高橋さんの口元は笑っているように見える。何故? 馬鹿にされている?
せっかく気を利かせて遠慮しようとしているのに、馬鹿呼ばわりなんて。
「あら、陽子ちゃん。怖い顔」
もう! 山本さんまで。
「放っといて下さい! 本当に、失礼しますから」
何だか、だんだん情けなくなってきた。
「何が楽しくて、野郎2人でランチを食べなきゃいけないんだ?」
野郎2人・・・・・・。
「野郎?」
「かおりは、男だぞ?」
野郎2人……えっ? や、野郎? 野郎? 男? 男2人?
「野郎? や、野郎? ええっ? お、男? 男? 男2人? ええっ!」
驚きのあまり、フロア中に声が響き渡ってしまった。
「んまっ! 貴博ったら何でそれを言っちゃうのよ、それを。陽子ちゃんも、陽子ちゃん! 野郎、野郎、男、男って連呼しないでよ。大きな声で」
「別に、隠すことでもないだろう」
「あ、ああ、あの。えぇっ? で、でも、太田さんが山本さんは高橋さんのNEW YORKの彼女だって・・・・・・」
「まあ。太田ったら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」
嬉しいこと言ってくれるじゃないって・・・・・・どういうこと?
山本さんは、高橋さんのNEWYORKの彼女じゃないの? でも、もし太田さんの言っているとおり、山本さんが高橋さんのNEW YORKの彼女だとしたら、ちょっと待って。そうしたら高橋さんは・・・・・・山本さんは男で・・・・・・。ハッ! ま、まさか、高橋さんはストレートじゃない・・・・・・ってこと? そ、そんな・・・・・・。
「えっ? そ、それは・・・・・・私が居たら、山本さんも高橋さんと積もる話も出来ないじゃないですか」
「積もる話?」
「はい。なので、私はお邪魔ですから消えますから。どうぞ、遠・・・・・・」
「積もらない」
エッ……。
高橋さんの言い方が、なんだか凄く不機嫌に聞こえた。
「だいたい、何で俺がかおりと2人っきりにならなきゃいけないんだよ?」
「そうよ。それじゃ、まるで貴博と私に陽子ちゃんが遠慮してるみたいじゃない?」
山本さん。そのとおりですよ。気を利かせて、遠慮して帰るんですから。
「お前、馬鹿じゃねぇの?」
高橋さんは掴んだ私の右腕に少し力を入れながらそう言った。
そんな・・・・・・酷い。
思わず、高橋さんを睨んでしまった。でも、何故か高橋さんの口元は笑っているように見える。何故? 馬鹿にされている?
せっかく気を利かせて遠慮しようとしているのに、馬鹿呼ばわりなんて。
「あら、陽子ちゃん。怖い顔」
もう! 山本さんまで。
「放っといて下さい! 本当に、失礼しますから」
何だか、だんだん情けなくなってきた。
「何が楽しくて、野郎2人でランチを食べなきゃいけないんだ?」
野郎2人・・・・・・。
「野郎?」
「かおりは、男だぞ?」
野郎2人……えっ? や、野郎? 野郎? 男? 男2人?
「野郎? や、野郎? ええっ? お、男? 男? 男2人? ええっ!」
驚きのあまり、フロア中に声が響き渡ってしまった。
「んまっ! 貴博ったら何でそれを言っちゃうのよ、それを。陽子ちゃんも、陽子ちゃん! 野郎、野郎、男、男って連呼しないでよ。大きな声で」
「別に、隠すことでもないだろう」
「あ、ああ、あの。えぇっ? で、でも、太田さんが山本さんは高橋さんのNEW YORKの彼女だって・・・・・・」
「まあ。太田ったら、嬉しいこと言ってくれるじゃない」
嬉しいこと言ってくれるじゃないって・・・・・・どういうこと?
山本さんは、高橋さんのNEWYORKの彼女じゃないの? でも、もし太田さんの言っているとおり、山本さんが高橋さんのNEW YORKの彼女だとしたら、ちょっと待って。そうしたら高橋さんは・・・・・・山本さんは男で・・・・・・。ハッ! ま、まさか、高橋さんはストレートじゃない・・・・・・ってこと? そ、そんな・・・・・・。

