「・・・・・・」
やっぱり、どう考えても高橋さんと山本さんと3人で食事に行くなんて無理だ。想像しただけで、何だか憂鬱になってしまう。何を話したらいいのかもわからないし、かえって私が居ることで、2人の邪魔をしてしまいそうだし・・・・・・。
それに、山本さんだって高橋さんと2人で会いたいに決まってる。そこに、のこのこ私が付いて行ったら、やっぱりガッカリしちゃうと思うもの。そんな山本さんを見たら、複雑な心境になってしまいそうだし・・・・・・。
「別に、遠慮することはない。それに、アウトレットに行った帰りにかおり会う予定だから」
エッ・・・・・・そんな。
「そ、それなら、途中で・・・・・・あっ。いえ、アウトレットから私1人で帰ってきます。きっと、バスも出ているはずですから」
「・・・・・・」
「ああ。あ、あの、ちょっとガイドブック見て、今調べてきます」
慌てて洗剤のついていた手を洗って、キッチンから自分の部屋に走って行きドアを閉めた。
「ふぅ」
ドアを閉めるなり、大きく息を吐き出した。
何なんだろう。この緊張感。
別に悪いことをしたわけでもないのに、高橋さんと会話をしているのが居たたまれなくなって、逃げるように部屋に飛び込んでしまった。
ハッ!
ボーッと、こんなことをしている場合ではなかった。早くガイドブックを見て、アウトレットからのバスが出ているか調べなきゃ。
急いでバゲージの中から、こちらに来る直前に買ったガイドブックを出して、ニューヨーク近郊のアウトレットの送迎について書いてあるページを探した。
あった! これだ。
ガイドブックに記載されているのは、マンハッタンから出るアウトレットまでの往復のバスについてだったが、詳細はネットで検索出来るらしいのでそのアドレスを書き留めてから急いでリビングに戻ると、高橋さんの姿はもうリビングにもキッチンにもなかった。
あれ?
高橋さん。まさか、もう寝ちゃったのかな? 説得力があるように、せっかく急いでガイドブックで見つけてきたのに・・・・・・。
アウトレットについて記載してあるガイドブックのページを開いたままテーブルの上に伏せて置き、やりかけだったキッチンの洗い物をしようとキッチンに向かうと、シンクの上だけ照明が点いていて、もうすでに残りの食器は高橋さんが洗ってくれたらしく、拭いて片付けてあった。
高橋さん・・・・・・。
アウトレットからバスに乗って1人で帰って来られることと、山本さんとの食事は遠慮することは、また明日の朝にでも高橋さんに伝えよう。
何だか、全てが中途半端になってしまったが、明日も仕事があるのでそのまま部屋に戻り、シャワーを浴びてベッドに横になった。
やっぱり、どう考えても高橋さんと山本さんと3人で食事に行くなんて無理だ。想像しただけで、何だか憂鬱になってしまう。何を話したらいいのかもわからないし、かえって私が居ることで、2人の邪魔をしてしまいそうだし・・・・・・。
それに、山本さんだって高橋さんと2人で会いたいに決まってる。そこに、のこのこ私が付いて行ったら、やっぱりガッカリしちゃうと思うもの。そんな山本さんを見たら、複雑な心境になってしまいそうだし・・・・・・。
「別に、遠慮することはない。それに、アウトレットに行った帰りにかおり会う予定だから」
エッ・・・・・・そんな。
「そ、それなら、途中で・・・・・・あっ。いえ、アウトレットから私1人で帰ってきます。きっと、バスも出ているはずですから」
「・・・・・・」
「ああ。あ、あの、ちょっとガイドブック見て、今調べてきます」
慌てて洗剤のついていた手を洗って、キッチンから自分の部屋に走って行きドアを閉めた。
「ふぅ」
ドアを閉めるなり、大きく息を吐き出した。
何なんだろう。この緊張感。
別に悪いことをしたわけでもないのに、高橋さんと会話をしているのが居たたまれなくなって、逃げるように部屋に飛び込んでしまった。
ハッ!
ボーッと、こんなことをしている場合ではなかった。早くガイドブックを見て、アウトレットからのバスが出ているか調べなきゃ。
急いでバゲージの中から、こちらに来る直前に買ったガイドブックを出して、ニューヨーク近郊のアウトレットの送迎について書いてあるページを探した。
あった! これだ。
ガイドブックに記載されているのは、マンハッタンから出るアウトレットまでの往復のバスについてだったが、詳細はネットで検索出来るらしいのでそのアドレスを書き留めてから急いでリビングに戻ると、高橋さんの姿はもうリビングにもキッチンにもなかった。
あれ?
高橋さん。まさか、もう寝ちゃったのかな? 説得力があるように、せっかく急いでガイドブックで見つけてきたのに・・・・・・。
アウトレットについて記載してあるガイドブックのページを開いたままテーブルの上に伏せて置き、やりかけだったキッチンの洗い物をしようとキッチンに向かうと、シンクの上だけ照明が点いていて、もうすでに残りの食器は高橋さんが洗ってくれたらしく、拭いて片付けてあった。
高橋さん・・・・・・。
アウトレットからバスに乗って1人で帰って来られることと、山本さんとの食事は遠慮することは、また明日の朝にでも高橋さんに伝えよう。
何だか、全てが中途半端になってしまったが、明日も仕事があるのでそのまま部屋に戻り、シャワーを浴びてベッドに横になった。

