「旨そうな匂いだな」
「あの、根野菜のコンソメスープを作っているのですが、お好きですか?」
「温まりそうだ。ありがとう」
良かった。高橋さんも、気に入ってくれそう。
昼間、かなり食べ過ぎていたので、夜はそのコンソメスープとご飯で簡単に済ませ、明日からの仕事に備えて早めに休むことにした。
良かった。高橋さんも、だいぶ復活してくれていて。晩ご飯の時は、いつもの高橋さんにだいぶ戻っていたし、冷え切った体もスープで温まったと言ってくれたし。今夜は、安心して眠りに就くことが出来そうだ。
昼間歩き回ったこともあり熟睡していたのか、夜中に1度も目が覚めることもなく目覚ましのアラームの音で目が覚めた。
大変。早く、支度しなくちゃ。
急いで支度をしてキッチンに向かうと、もう高橋さんは起きていて朝食の支度を済ませてくれていた。
「おはようございます」
「おはよう。コーヒーだけ、入れてくれるか?」
「は、はい。いつも、すみません。遅くなってしまって」
「いや、大丈夫だ。さあ、食べて出掛けるぞ」
「はい」
朝食を済ませて車に乗り、支社に向かう。今週いっぱい、このニューヨークの風景を見ながら通勤出来るんだ。仕事だけど、何だか贅沢な通勤だな。
「高橋さん。ニューヨークの街並みって、本当に綺麗ですね」
「……」
あれ?
話し掛けたが、高橋さんは何か考え事をしているのか、返事をしてくれなかった。その表情から、それ以上、話し掛けるのが憚られて何も聞かないまま黙って助手席の乗っていると、ひと言も会話のないまま支社に着いてしまった。
高橋さん。どうしたのかな? 何か、大事なミーティングでも今日はあるのだろうか。
そんなことを考えながら事務所に入り、先週同様、高橋さんの指示で動いて忙しくしていると、あっという間に1日が終わってしまった。
「お待たせ。帰ろう」
「はい」
帰り道、ラッシュに遭いながら高橋さんと車に乗ってホテルに戻る途中も、私から話し掛けると応えてくれる高橋さんだったが、それはホテルに帰ってからも同じだった。
「そろそろ、寝ようか」
「はい」
「おやすみ」
「あの、根野菜のコンソメスープを作っているのですが、お好きですか?」
「温まりそうだ。ありがとう」
良かった。高橋さんも、気に入ってくれそう。
昼間、かなり食べ過ぎていたので、夜はそのコンソメスープとご飯で簡単に済ませ、明日からの仕事に備えて早めに休むことにした。
良かった。高橋さんも、だいぶ復活してくれていて。晩ご飯の時は、いつもの高橋さんにだいぶ戻っていたし、冷え切った体もスープで温まったと言ってくれたし。今夜は、安心して眠りに就くことが出来そうだ。
昼間歩き回ったこともあり熟睡していたのか、夜中に1度も目が覚めることもなく目覚ましのアラームの音で目が覚めた。
大変。早く、支度しなくちゃ。
急いで支度をしてキッチンに向かうと、もう高橋さんは起きていて朝食の支度を済ませてくれていた。
「おはようございます」
「おはよう。コーヒーだけ、入れてくれるか?」
「は、はい。いつも、すみません。遅くなってしまって」
「いや、大丈夫だ。さあ、食べて出掛けるぞ」
「はい」
朝食を済ませて車に乗り、支社に向かう。今週いっぱい、このニューヨークの風景を見ながら通勤出来るんだ。仕事だけど、何だか贅沢な通勤だな。
「高橋さん。ニューヨークの街並みって、本当に綺麗ですね」
「……」
あれ?
話し掛けたが、高橋さんは何か考え事をしているのか、返事をしてくれなかった。その表情から、それ以上、話し掛けるのが憚られて何も聞かないまま黙って助手席の乗っていると、ひと言も会話のないまま支社に着いてしまった。
高橋さん。どうしたのかな? 何か、大事なミーティングでも今日はあるのだろうか。
そんなことを考えながら事務所に入り、先週同様、高橋さんの指示で動いて忙しくしていると、あっという間に1日が終わってしまった。
「お待たせ。帰ろう」
「はい」
帰り道、ラッシュに遭いながら高橋さんと車に乗ってホテルに戻る途中も、私から話し掛けると応えてくれる高橋さんだったが、それはホテルに帰ってからも同じだった。
「そろそろ、寝ようか」
「はい」
「おやすみ」

