美味しい。
口の中で広がるチキンの香ばしさと、これは何だろう? いい香りとフワッとした食感とパイのようなサクサクとした歯ごたえ。
「陽子ちゃん。どう? お味は」
「あの、チキンの中に何か入っていますよね?」
「うん。チキンの中にブラックトリュフとフォアグラが入っていて、チキンの裏側というか側面をブリオッシュで包んでいるの」
うわっ。
何て、手の込んだ料理なんだろう。贅沢過ぎる。
「だから食べた途端、口の中で幸せが広がる感じでしょう?」
「はい。とっても美味しいです。初めて食べました。こんなに美味しいチキン」
「良かったな」
「はい。きっとこんな機会は滅多にないでしょうし、多分、一生食べられなかったかもしれないので凄く嬉しいです。」
「アッハッハ……」
高橋さんとかおりさんは、顔を見合わせて笑っている。
「陽子ちゃんは、本当に可愛いわね」
「そ、そんなことないです」
「そうだよな。猛獣だもんな」
「もう、高橋さん! 私は、猛獣じゃないですって」
高橋さんとかおりさんにからかわれながら、今まで味わったことのないような美味しい料理の数々に、驚きと感動が交互にきて大興奮してしまい、デザートが終わる頃にはもうお腹がいっぱいではち切れそうだった。
高橋さんも、かおりさんに勧められてワインのボトルを2人で2本も開けていて、帰りのタクシーを降りて部屋に入るとコートを脱いでソファーに座った。
「美味しかったですねぇ」
「旨かったな」
「高橋さん。ご馳走様でした」
コートを脱いで、ソファーに座っている高橋さんの前でお辞儀をした。
「お礼なら、予約を取ってくれたかおりに。宿泊までして、取ってくれたんだから」
そうだった。
「そうですね。月曜日にお会いしたら、お礼を言わなきゃ」
「それにしても、今日は飲んだなー。かおりの奴、また強くなったな」
そう言えば、かおりさん。高橋さんと一緒に同じぐらいのペースで飲んでいたぐらいだから、きっと強いんだ。
「かおりさん。お酒、強いですよね。でも、あの後、大丈夫だったでしょうか。ちゃんとお部屋に入れたのか、ちょっと心配です」
「ん? かおりは、あのぐらいじゃまだ大丈夫だ」
「そうなんですか?」
「ああ。本当にかおりが酔ったら、それはもう手が付けられない」
手が付けられないって、どうなっちゃうんだろう? 高橋さんでも、手が付けられないってこと?
「あの、手が付けられないって……かおりさん。どうなっちゃうんですか?」
「どうなっちゃうって……こうなっちゃう」
うわっ。
「キャッ……」
いきなり高橋さんが、立っていた私の腕を掴んでソファーに押し倒した。
「あ、あの……」
「ん?」
ひっ。
次の瞬間、ソファーに押し倒された私の上に、高橋さんの顔が間近に迫っていて声も出なかった。
「かおりは、酔うとキス魔になる」
口の中で広がるチキンの香ばしさと、これは何だろう? いい香りとフワッとした食感とパイのようなサクサクとした歯ごたえ。
「陽子ちゃん。どう? お味は」
「あの、チキンの中に何か入っていますよね?」
「うん。チキンの中にブラックトリュフとフォアグラが入っていて、チキンの裏側というか側面をブリオッシュで包んでいるの」
うわっ。
何て、手の込んだ料理なんだろう。贅沢過ぎる。
「だから食べた途端、口の中で幸せが広がる感じでしょう?」
「はい。とっても美味しいです。初めて食べました。こんなに美味しいチキン」
「良かったな」
「はい。きっとこんな機会は滅多にないでしょうし、多分、一生食べられなかったかもしれないので凄く嬉しいです。」
「アッハッハ……」
高橋さんとかおりさんは、顔を見合わせて笑っている。
「陽子ちゃんは、本当に可愛いわね」
「そ、そんなことないです」
「そうだよな。猛獣だもんな」
「もう、高橋さん! 私は、猛獣じゃないですって」
高橋さんとかおりさんにからかわれながら、今まで味わったことのないような美味しい料理の数々に、驚きと感動が交互にきて大興奮してしまい、デザートが終わる頃にはもうお腹がいっぱいではち切れそうだった。
高橋さんも、かおりさんに勧められてワインのボトルを2人で2本も開けていて、帰りのタクシーを降りて部屋に入るとコートを脱いでソファーに座った。
「美味しかったですねぇ」
「旨かったな」
「高橋さん。ご馳走様でした」
コートを脱いで、ソファーに座っている高橋さんの前でお辞儀をした。
「お礼なら、予約を取ってくれたかおりに。宿泊までして、取ってくれたんだから」
そうだった。
「そうですね。月曜日にお会いしたら、お礼を言わなきゃ」
「それにしても、今日は飲んだなー。かおりの奴、また強くなったな」
そう言えば、かおりさん。高橋さんと一緒に同じぐらいのペースで飲んでいたぐらいだから、きっと強いんだ。
「かおりさん。お酒、強いですよね。でも、あの後、大丈夫だったでしょうか。ちゃんとお部屋に入れたのか、ちょっと心配です」
「ん? かおりは、あのぐらいじゃまだ大丈夫だ」
「そうなんですか?」
「ああ。本当にかおりが酔ったら、それはもう手が付けられない」
手が付けられないって、どうなっちゃうんだろう? 高橋さんでも、手が付けられないってこと?
「あの、手が付けられないって……かおりさん。どうなっちゃうんですか?」
「どうなっちゃうって……こうなっちゃう」
うわっ。
「キャッ……」
いきなり高橋さんが、立っていた私の腕を掴んでソファーに押し倒した。
「あ、あの……」
「ん?」
ひっ。
次の瞬間、ソファーに押し倒された私の上に、高橋さんの顔が間近に迫っていて声も出なかった。
「かおりは、酔うとキス魔になる」

