「プライスの見方は、70%OFFのこのスペースに置いてあるものは、此処に書いてあるプライスに斜線が引いてあるだろう?」
「はい」
「それで、その横に新たにプライスが書いてあるその金額から70%OFFってことだ」
う、嘘。
「だから、このブーツだと・・・・・・$49.99ぐらいかな」
「TAXは、何%なんですか?」
「ああ。これには付かない」
「えっ?」
「州によって違うが、ニューヨークは服とか靴、身につけるものは1品$110以下ならばTAXは付かないんだ。一時期、廃止していたんだが、去年あたりからまたこの制度を復活させたから」
「そうなんですか」
「そう。1品につき$110以下だから、たとえ$110未満のものを10個纏めて買ってもTAXは付かない」
「本当ですか。そ、それ聞いちゃったら私・・・・・・大変です」
どうしよう。こんなに安いなんて、想像もしていなかった。日本のアウトレットよりも更にもっともっと安いし、TAXも$110以下なら付かないなんて。
「そりゃ、大変だな。ゆっくり見ていいぞ。俺もメンズのところを見てるから、何かあったら声を掛けてくれ。但し、あまりゆっくり見ていると、ドッと人がもう少ししたら来るから今のうちに、キープだけはしておけ。いいな」
「は、はい。ありがとうございます」
高橋さんはメンズコーナーに行ってしまったので、とにかく気持ちを落ち着けようと取り敢えず周りを見渡して、やっぱり70%OFFのところが1番安いみたいだったので、サイズを見ながら履いてみて気に入った1足を手に持ち、更にもう1足編み上げの可愛いブーツがあったので履いてみようと思い、椅子に座って持っていた先ほど気に入ったブーツを床に置いて編み上げの紐を結んでいると、床に置いていたブーツを誰かが手に取ってしまった。
あっ・・・・・・。
「あの・・・・・・Excuse me」
すると、とても早口で捲し立てられ、そのブーツを持って一緒に来ていた人を大きな声で呼ぶと何やら2人でブーツを見ながら話を始め、1人がそのブーツを履いてしまった。
どうしよう・・・・・・。
70%OFFだったし、気に入ったデザインでサイズもピッタリだったから、後で店員さんにディスプレイしていない左足の方も出してもらおうと思っていたのに・・・・・・。
キープしていたブーツを履いてしまった人は、サイズが合ったのか、もう1人の人とあれこれ楽しそうに会話をしながら大声で店員さんを呼んで左足の方も持って来てもらうと、そのブーツを持って何処かに行ってしまった。
あぁあ。残念だな。もうちょっと、英語力があったら良かったのに・・・・・・。でも、後悔しても始まらない。キープをしていたブーツを、手から離してしまった私が悪いのかもしれないもの。
「はい」
「それで、その横に新たにプライスが書いてあるその金額から70%OFFってことだ」
う、嘘。
「だから、このブーツだと・・・・・・$49.99ぐらいかな」
「TAXは、何%なんですか?」
「ああ。これには付かない」
「えっ?」
「州によって違うが、ニューヨークは服とか靴、身につけるものは1品$110以下ならばTAXは付かないんだ。一時期、廃止していたんだが、去年あたりからまたこの制度を復活させたから」
「そうなんですか」
「そう。1品につき$110以下だから、たとえ$110未満のものを10個纏めて買ってもTAXは付かない」
「本当ですか。そ、それ聞いちゃったら私・・・・・・大変です」
どうしよう。こんなに安いなんて、想像もしていなかった。日本のアウトレットよりも更にもっともっと安いし、TAXも$110以下なら付かないなんて。
「そりゃ、大変だな。ゆっくり見ていいぞ。俺もメンズのところを見てるから、何かあったら声を掛けてくれ。但し、あまりゆっくり見ていると、ドッと人がもう少ししたら来るから今のうちに、キープだけはしておけ。いいな」
「は、はい。ありがとうございます」
高橋さんはメンズコーナーに行ってしまったので、とにかく気持ちを落ち着けようと取り敢えず周りを見渡して、やっぱり70%OFFのところが1番安いみたいだったので、サイズを見ながら履いてみて気に入った1足を手に持ち、更にもう1足編み上げの可愛いブーツがあったので履いてみようと思い、椅子に座って持っていた先ほど気に入ったブーツを床に置いて編み上げの紐を結んでいると、床に置いていたブーツを誰かが手に取ってしまった。
あっ・・・・・・。
「あの・・・・・・Excuse me」
すると、とても早口で捲し立てられ、そのブーツを持って一緒に来ていた人を大きな声で呼ぶと何やら2人でブーツを見ながら話を始め、1人がそのブーツを履いてしまった。
どうしよう・・・・・・。
70%OFFだったし、気に入ったデザインでサイズもピッタリだったから、後で店員さんにディスプレイしていない左足の方も出してもらおうと思っていたのに・・・・・・。
キープしていたブーツを履いてしまった人は、サイズが合ったのか、もう1人の人とあれこれ楽しそうに会話をしながら大声で店員さんを呼んで左足の方も持って来てもらうと、そのブーツを持って何処かに行ってしまった。
あぁあ。残念だな。もうちょっと、英語力があったら良かったのに・・・・・・。でも、後悔しても始まらない。キープをしていたブーツを、手から離してしまった私が悪いのかもしれないもの。

