「はい? 高橋さん。何を言ってるんですか」
上手くかわして起き上がろうとしたが、それは敵わなかった。
「お前が言ったんだろう? まだ寝たくないって」
「そ、それは・・・・・・」
「ん? 俺には、そう聞こえたが」
不適な微笑みを浮かべたまま、高橋さんは小首を傾げている。
此処で焦って余裕がないことを悟られたら、それこそまた子供扱いされてしまう。もっと、冷静に振る舞わなければ。
「だ、だいたい高橋さんは、何でも直ぐ私を子供扱いし過ぎなんですよ」
「・・・・・・」
「いっつも子供扱いして、それに何でも知ってて高橋さんは狡いです」
「狡い?」
「そうですよ。何でもいろーんなことを知ってるから、知らない私にしたら初めて聞く言葉だったり、初めて見るものだったりするから余計に驚くじゃないですか。それで、そのことに驚いていると、どんどん高橋さんはその先を行っていて・・・・・・。偶には待っててくれるとか、後ろから付いてきてくれるとかしてもいいじゃないですか。いつも後から高橋さんの背中を追い掛けているばっかりで、またそれが凄く速いから追い掛けるだけでも結構大変なんですから」
寝ながら話していて、途中から何を言っているのか自分でもよく分からなくなっていて、ちゃんと理解してくれているのかどうか、高橋さんを見るとクスクス笑っていた。
「な、何が可笑しいんですか? ほら、そうやってまた子供扱いするぅ」
「お前を、子供扱いした覚えはない」
そう言うと、高橋さんはベッドに突いていた両手を離して起き上がった。でもその際、一瞬だったが高橋さんの目は笑っていなかったように見えた。
高橋さん・・・・・・。
「あ、あの、だから高橋さんと山本さんの関係にやきもちを妬いたわけじゃないですからね」
何を言っているんだろう。そんな自分を、何故か止められない。
突拍子もないことを言い出した私に、不思議そうな顔をして高橋さんがこちらを見た。
「本当に、違いますからね」
上手くかわして起き上がろうとしたが、それは敵わなかった。
「お前が言ったんだろう? まだ寝たくないって」
「そ、それは・・・・・・」
「ん? 俺には、そう聞こえたが」
不適な微笑みを浮かべたまま、高橋さんは小首を傾げている。
此処で焦って余裕がないことを悟られたら、それこそまた子供扱いされてしまう。もっと、冷静に振る舞わなければ。
「だ、だいたい高橋さんは、何でも直ぐ私を子供扱いし過ぎなんですよ」
「・・・・・・」
「いっつも子供扱いして、それに何でも知ってて高橋さんは狡いです」
「狡い?」
「そうですよ。何でもいろーんなことを知ってるから、知らない私にしたら初めて聞く言葉だったり、初めて見るものだったりするから余計に驚くじゃないですか。それで、そのことに驚いていると、どんどん高橋さんはその先を行っていて・・・・・・。偶には待っててくれるとか、後ろから付いてきてくれるとかしてもいいじゃないですか。いつも後から高橋さんの背中を追い掛けているばっかりで、またそれが凄く速いから追い掛けるだけでも結構大変なんですから」
寝ながら話していて、途中から何を言っているのか自分でもよく分からなくなっていて、ちゃんと理解してくれているのかどうか、高橋さんを見るとクスクス笑っていた。
「な、何が可笑しいんですか? ほら、そうやってまた子供扱いするぅ」
「お前を、子供扱いした覚えはない」
そう言うと、高橋さんはベッドに突いていた両手を離して起き上がった。でもその際、一瞬だったが高橋さんの目は笑っていなかったように見えた。
高橋さん・・・・・・。
「あ、あの、だから高橋さんと山本さんの関係にやきもちを妬いたわけじゃないですからね」
何を言っているんだろう。そんな自分を、何故か止められない。
突拍子もないことを言い出した私に、不思議そうな顔をして高橋さんがこちらを見た。
「本当に、違いますからね」

