堕落シンデレラは秘密に同居する。👠


 わたしと男性の声が重なった。

「店長っ!」
 蓮翔が声を上げる。

 隣を見ると、30代くらいで胸元に『うさみ』と書かれたバッチをつけたなかなかイケメンな男性が立っている。

「バイト中に彼女といちゃついてんじゃねぇぞ」

 か、彼女!?!?

「店長、違います」
「この人は俺の双子の妹で」
「レジから見てたら妹が今にも倒れそうだったので、心配で声をかけに来ただけです」

 さすが、闇王子! 
 ここでも双子と病弱設定使いやがった!!
 強面な店長だし、これはさすがに信じないだろう。

 店長はわたしをじぃ~っと見る。

「最初、彼女かと思ったが」
「そうか、石黒君は双子だったのか。通りで2人共顔が似てる訳だ」
「妹さんのこと、これからも大切にしろよ」

 店長はぽん、と蓮翔の肩を叩く。


「はい、大切にします」