堕落シンデレラは秘密に同居する。👠


「きゃ~~!!」
 女子高校生3人が歓声を上げる。

「バイト姿めちゃかっこい~ね」
 ポニーテールで茶髪の女子が言う。

「そりゃ、どうも」

「また来るね~」 

 ショートボブで茶髪の女子が軽く手を振る。

 女子高校生3人はビニール袋をそれぞれ持って扉まで歩いていき、コンビニを出て行く。

「ありがとうございました!」
 蓮翔は爽やかな笑みを浮かべながら言う。

 ……蓮翔って案外、モテるんだな。

 わたしはそう思いつつ、紙パックのジュースコーナーを見る。

 ココアとかミックスオレェもいいけど……。

「苺オレェッ!!」

 わたしの顔がぱああっと明るくなる。

 これ、甘くて美味しいんだよねっ。
 これにしよっ。

 わたしは苺オレェを手に取り、レジを見る。

 蓮翔と目が合う。

 ヤバッ。

 わたしは苺オレェを持ったまま左に向きを変え、
 カップ麺のコーナーを通って左に曲がり、棚の前に立つ。

 前にはビールやジュースが扉の中に置かれている。

 ふぅ。ここなら、レジから見えないよね……って、
 わたし、なんで隠れてるんだろっ。
 これじゃ、苺オレェ買えないじゃんっ。


「お・い」