堕落シンデレラは秘密に同居する。👠


「やっぱ、俺達はふたりでひとつだな。双子だし」

「双子じゃないけど」

「これからは双子、力合わせてやっていこう!」

 だから、双子じゃないってば!!

 もうっ! 
 人の話全く聞いてないんだからっ!!

 床に座りながら蓮翔はわたしに手を差し出してきた。

 最初は一人で小説家になろうとしてた。

 でも蓮翔と出会って、日常がガラリと変わった。

 蓮翔と出会ってなかったらきっと、
 スタートラインにすら立てなかったと思う。

 ぎゅっ……。
 わたしも床に座ったまま蓮翔の手を掴む。

 固く握手を交わしたわたし達。
 でも、握手だけで済むはずがなく。

 蓮翔に腕を引かれ、奪われる唇。

 大賞は、まだ始まりに過ぎない。
 人気小説家になるまで、恐らく遠い道のりになるだろう。

 それでも、わたしはもう一人じゃない。

 蓮翔がいる。

 だから、大丈夫。
 きっと、乗り越えていけるよね。