堕落シンデレラは秘密に同居する。👠


 満面の笑みでそう言うと、蓮翔はわたしを離す。
 そして、ゆっくりと手を伸ばし、涙を優しく指で拭き取ってくれた。

 わたし達は見つめ合う。

 窓から見える無数の星と満月がわたし達を照らす。

 わたし達は極上に甘い両思いのキスを交わした。



「メリークリスマスッ!!」
 制服姿でサンタクロースの帽子を被ったわたしは、寮の部屋で叫んだ。

 蓮翔と両思いになってから2ヶ月以上がたち、12月24日の夜。
 クリスマスイヴの日になった。

「まだ、一日早いぞ」
 サンタクロースの帽子を被り、制服を着た蓮翔が言う。

「サンタ帽子被ってる蓮翔に言われても、全然説得力ないんだけどっ」

 カレカノの関係になった今では、らぶらぶの頻度が増えただけで、それ以外は相変わらずな感じだ。

 今日はクリスマスイヴなので、蓮翔とペアルックしたくて、サンタ帽子に制服姿になってる訳で。

 カレカノになっても、
 わたしはまだ夢の途中の粉被りのまま。
 

 きみだけの本物のシンデレラになれたらいいのに。