満面の笑みでそう言うと、蓮翔はわたしを離す。
そして、ゆっくりと手を伸ばし、涙を優しく指で拭き取ってくれた。
わたし達は見つめ合う。
窓から見える無数の星と満月がわたし達を照らす。
わたし達は極上に甘い両思いのキスを交わした。
*
「メリークリスマスッ!!」
制服姿でサンタクロースの帽子を被ったわたしは、寮の部屋で叫んだ。
蓮翔と両思いになってから2ヶ月以上がたち、12月24日の夜。
クリスマスイヴの日になった。
「まだ、一日早いぞ」
サンタクロースの帽子を被り、制服を着た蓮翔が言う。
「サンタ帽子被ってる蓮翔に言われても、全然説得力ないんだけどっ」
カレカノの関係になった今では、らぶらぶの頻度が増えただけで、それ以外は相変わらずな感じだ。
今日はクリスマスイヴなので、蓮翔とペアルックしたくて、サンタ帽子に制服姿になってる訳で。
カレカノになっても、
わたしはまだ夢の途中の粉被りのまま。
きみだけの本物のシンデレラになれたらいいのに。



