「え、同じなの?」
「うん。石黒」
「下の名前は?」
「蓮の花に飛翔の翔で、れんと」
蓮翔……。
漢字難しいけど、かっこいい名前……。
「お前の下の名前はなんだよ?」
「私は羽に希望の希で、うき」
「お前も名前に羽ついてるんかよ」
蓮翔はぷっと笑う。
親近感が湧くわたし。
「誕生日はいつ?」
わたしは尋ねてみる。
「5月25日」
「わたしも!」
蓮翔はびっくりする。
「マジで?」
「うん。血液型は?」
「A」
「わたしはO」
「血液型は違ったか」
「でもなんか俺達、双子みたいじゃね?」
「確かに。顔もなんとなく似てるしね」
「あ、そうだ。これ食う?」
蓮翔は鞄からお弁当箱を取り出す。
「今日、作りすぎて余ったんだよな」
わたしの目がキラッキラに輝く。
蓮翔は、救世主じゃない。
神だ。
絶対、神だ。
「あ~、でも、体調悪いならまだ寝てた方が良いか」
「食べるっ!!!!」
わたしの大声に蓮翔はびっくりする。



