「あ、ベットもある。ラッキー♪」
ラッ、ラッキー?
「早く寝な」
「うん」
わたしはスプリングコートを脱ぐ。
すると、男子の目が点になる。
「え、パジャマ?」
あ…………。
変に思われたかな?
まぁ、いいや。
わたしはベットに横になる。
「なぁ、お前ってさ」
突然、馴れ馴れしい口調になった男子。
「ん?」
「もしかして、堕楽高校の生徒?」
えっ……。
「なんで?」
「床のくちゃくちゃの制服、俺のとこと同じだなって思って」
「一応、生徒……」
「ふぅん」
ふぅんって……。
男子はベットの前の床に座る。
「名前、何?」
「石黒」
わたしはさらりと答える。
「苗字だけかよ。てか、俺と同じじゃん」
わたしは驚く。



