小鹿ちゃんとの一件後、

 6月21日の夜に雷による停電で小説のデーターが消えたにも関わらず、キス攻めに合い、

 一週間後の日曜日の夜に堕落シンデレラとしてわたしの代わりにウイキャスを蓮翔がやったりして、
 高校でのキスから、蓮翔はずっと調子に乗っていた。

 そして、わたしはされるがままになっている。

 だから神様お願い、蓮翔を今すぐ地獄に落として下さい。
 お願いしますっ!!!!
 と強く願った。

 すると翌日。蓮翔は地獄に堕ちた。

「ただいま」

 雨に少し濡れてバイトから帰ってきた蓮翔はそう言って、だるそうに靴を脱ぐ。

 蓮翔、顔色悪い。
 風邪でもひいたのかな? 
 咳は出てないけど、調子悪そう。

「おかえりっ!!」
 パソコンの前でわたしは蓮翔を見ながら元気良く言う。

 蓮翔には悪いけど、
 ああっ、神様、ありがとう。
 地獄に堕としてくれて、ありがとう。