私が中学生の頃。

今は、5限がちょうど始まった頃。

「白石、城崎どこいるか知ってるか?」


私、白石 羽衣の隣の席の人。城崎 俊は今日もいない。


「…まぁ」

大体想像はつく。
でもでも!なんで私に聞くのでしょうか……

「彼女だよな、呼んでこい。」

そうです。私は、城崎くんの彼女なんだけど…
嫌われてるんですよ…はは…はぁ。

「…行ってきます…」

私は、重い足取りで、廊下に出る。
先生から頼まれたから、断りない…うぅ…。