私に愛を教えてよ






ボールは少しずつ減速して、遂にスッポリと1つの枠に収まる。色は──────白だった。




「あ〜〜〜良いところまで行ったんだけどな」


「そう簡単には入らないようになってるよ。」


「でも押し出せるボール3つ追加されたね。これはチャンスだ。」




彼はまだ自信に満ち溢れている。
絶対にジャックポットに入ると信じてる。


その後すぐに私もボールを押し出せたけど、青色の道に転がっていってしまった。




すると、1組のカップルが私達に声をかけた。




「えっ!?嘘でしょ…!?琉依と………川瀬先輩ぃぃ!?」