18×3/5/××        曇り






「伊月!起きろ!施設からの追っ手だ!」

蓮くんがそう言った瞬間
伊月の目の前に敵の撃った矢が迫っていた。





蓮くんが伊月を引っ張るよりも先に
翠人くんの放った火が
矢に命中し灰となった。

仲間を傷つけられたことで
みんなの怒りが爆発したようだった。

発現した異能の力を
ここぞとばかりに使い
あちこちで敵の悲鳴があがった。


伊月は目も眩むようなスピードで
敵を混乱させその隙に
宏樹と奏大くん、光汰くんが攻撃をする


滅多に怒らない光汰くんと奏大くんまで
牙を剥き出しにして攻めている。


蓮くんと翠人くんは
怪力と火を操り
僕がテレパシーで指示をして
逃げようとしているやつらを1人残らず倒した。