妖目の恋煩い〜猫と宴と…

「さあ、冷めますよ」


「あ、はい」


ようやくしく夕食に手を付けた。


(おいしー)


お屋敷の料理だからやっぱりすごく美味しい。


どれもこれも繊細で味に工夫があって味わった事のない高級な物ばかり目移りするぐらいだ。



「あの、もう一ついいですか?」


「はい、なんでしょう」


夕食を終えた後に、先程のメイドさんに声を掛けた。


「焔さんって何歳なんですか?」


年上だって分かるけど、そんなに離れていない気もする。


このお屋敷はおそらくあの人のではないと思う。


おそらくご両親なんだと思う。


あ、でもお仕事しているぽいけど、お父さんのお手伝いかもしれない。


「24歳ですよ」


「24…えっ」


以外と離れていた。


(8歳も離れていたんだ)


しかも普通に大人の人だった。


「結構、離れているんですね…」


「あら、そうなんですね。唯架さんはお若いですよね。おいくつなんですか?」


「16歳です」


「まあ」


その「まあ」はどういう「まあ」なんだろう。


「焔様お若いでしょ?」


「ええ、まあ」


確かに若いだけじゃなくて、びっくりするくらい美形だと思う。


「焔様はとてもすごい方なんですよ」


「そう、なんですか」


「はい」


貴族の階級にいるくらいだから、きっとすごいのだろう。


「さあ、お部屋に戻りましょうね」


「あ、はい」



それからまた部屋で1人になる。


先程のメイドさんもお仕事でいなくなってしまった。


「暇だ…」


そう言えば持っていた鞄どこに行ったのだろう。


焔さんが持っているのだろうか。



「……?…?…高そうな小物」


部屋の小物を見渡すとどう見ても高そうな物ばかりだ。


触ったら壊しそうだ。