妖目の恋煩い〜猫と宴と…

受付に行って帰れるか聞いてみよう。


「えっ終わるまで出れないんですか?」


「うん、ここは愛と欲望の宴だからね」


「はっ?」



受付の人に言うと無理だと言われてしまった。


しかもなんか変な事を言われた。


(なんだ、愛と欲望の宴って)


「さあさ、そろそろビックイベントが始めるよ。……ああ、でも君はすぐに捕まりそうだね。けど、案外楽しいかもよ」


「は?」


(ビックイベントって何が起こるのだろう)



そんな事を思いつつ、適当に会場を歩いていると、2階がある事に気付き、なんとなく階段を上がる。


下は獣人ばかりで少しばかり怖くて、誰も話し掛けれないのは良いけど、正直 言うとこの状況を誰か説明してほしい。


「いったい何がどうなってるの」


夢ならいい加減覚めてほしい。



「ん?」


と、その時。


妖美で民謡音楽的な音楽が流れてきた。


後、妙な甘さと爽やかな香りが漂ってきた。


「なんかいい匂い」


(?)


ふと1階を見ると様子が妙におかしい気がした。


「!?…ちょっと待って、なんでこんな所であんな事してるの?」


明らかにおかしい。


あんなのまるで発情期みたいだ。


オスがメスを襲いに掛かってる。


もしかして、この匂いと音楽がそうさせているんだろうか?


(いやいや…怖い怖い…)


「ちょっと待って…」


なんで女の子は普通に受け入れているの?


こういうのって普通…恋人とか夫婦がやるものじゃないの?


そういう宴だっていうのだろうか。


「っ…!?」


(やだやだっ…見たくないー!)


1階がどこかしこも恐怖映像かのように性欲が飢えた獣のように女の子を本能のままにむさぼっていた。


女の子も獣人だから受け入れいるのだろうか。


それともこの匂いに酔っているせいで起きているのだろう。


「私がおかしいの?」