深夜0時。
俺は今、月寄凛の自宅にいる。
それも、凛のお父さんのベッドの上にいる。
……なんでかって?
それは、俺が月寄凛のペットになったからだ。
凛に拾われた(?)のは、今日……いや、深夜0時をまわったから、昨日のこと。
なんやかんやあって半ば強引にこの家に住まわせてもらうことになって、今に至る。
俺は閉じていた瞼をパチリとあけた。
そしてタオルケットを被って横になっていた体を、むくりとおこす。
……トイレに、行きたい。
けど。
自分の身体を見る。
……うーん。
猫だ。
紛うことなき、猫。
「はー……」
この体は本当に不便だ。
重たいドアは開けられないし、人間用のトイレは難しい。
ベランダから外行ってするか?
……駄目だ、今はこの辺を縄張りにしてる野良たちが活発な時間。
初めて猫になった夜、ボスっぽいメス猫に求愛されて襲われかけたことを思い出して、身震いする。
俺は今、月寄凛の自宅にいる。
それも、凛のお父さんのベッドの上にいる。
……なんでかって?
それは、俺が月寄凛のペットになったからだ。
凛に拾われた(?)のは、今日……いや、深夜0時をまわったから、昨日のこと。
なんやかんやあって半ば強引にこの家に住まわせてもらうことになって、今に至る。
俺は閉じていた瞼をパチリとあけた。
そしてタオルケットを被って横になっていた体を、むくりとおこす。
……トイレに、行きたい。
けど。
自分の身体を見る。
……うーん。
猫だ。
紛うことなき、猫。
「はー……」
この体は本当に不便だ。
重たいドアは開けられないし、人間用のトイレは難しい。
ベランダから外行ってするか?
……駄目だ、今はこの辺を縄張りにしてる野良たちが活発な時間。
初めて猫になった夜、ボスっぽいメス猫に求愛されて襲われかけたことを思い出して、身震いする。