「月寄さん!」
学校の下駄箱で靴を持ち上げた時、声をかけられた。
見ると、この学校の学ランを着た男の子が私を真っ赤な顔で見てピシッと気をつけをしている。
口がへの字に曲げられていて、『緊張してます』と書いてありそうに硬い。
……ん? この光景、デジャヴ……?
「おはようございます!」
元気いっぱいに、挨拶された。
……あ。
そうだ、この男の子は響と同じ剣道部の……そう、
「おはようございます、えっと……スギくん?」
確か響がそう呼んでた。
「……‼」
スギくんが顔をおさえて膝から崩れ落ちた。
「わ、わっ⁉大丈夫……⁉」
心配になって近寄ると、スギくんが顔を押さえたまま言った。
「……好きです」
「えっ⁉」
ビックリして反射的に顔を熱くさせる私に、スギくんがハッとする。
学校の下駄箱で靴を持ち上げた時、声をかけられた。
見ると、この学校の学ランを着た男の子が私を真っ赤な顔で見てピシッと気をつけをしている。
口がへの字に曲げられていて、『緊張してます』と書いてありそうに硬い。
……ん? この光景、デジャヴ……?
「おはようございます!」
元気いっぱいに、挨拶された。
……あ。
そうだ、この男の子は響と同じ剣道部の……そう、
「おはようございます、えっと……スギくん?」
確か響がそう呼んでた。
「……‼」
スギくんが顔をおさえて膝から崩れ落ちた。
「わ、わっ⁉大丈夫……⁉」
心配になって近寄ると、スギくんが顔を押さえたまま言った。
「……好きです」
「えっ⁉」
ビックリして反射的に顔を熱くさせる私に、スギくんがハッとする。