✧˙⁎⋆
「うっそ、こんな時間⁉ やばーい」
どこからか聞こえた女の子の声で、私はハッと顔をあげた。
時計の針は、4時45分を指していた。
「え」
うっそ、こんな時間?
そう思って視線をおろして、目の前の光景に改めて絶望する。
机の上には、クイーンオブ不器用な私による残念な遠足のしおりたちが、ようやく半分ほどできあがったところだった。
え? 終わる? 終わらないな? やばい、そろそろ帰らないと……そうだ、心に遅くなるって連絡しておこう!
私はスマホで家のPCにメッセ―ジを送ってから慌てて作業に戻る。
と、とにかくどんどん紙を切っていこう。
私はカッターを紙にあてて一気に手前に引いた。
ザクッ。
「痛っ!」
左手人差し指に走った鋭い痛みに、私は思わず声をあげてカッターを落とした。
「…………!」
「うっそ、こんな時間⁉ やばーい」
どこからか聞こえた女の子の声で、私はハッと顔をあげた。
時計の針は、4時45分を指していた。
「え」
うっそ、こんな時間?
そう思って視線をおろして、目の前の光景に改めて絶望する。
机の上には、クイーンオブ不器用な私による残念な遠足のしおりたちが、ようやく半分ほどできあがったところだった。
え? 終わる? 終わらないな? やばい、そろそろ帰らないと……そうだ、心に遅くなるって連絡しておこう!
私はスマホで家のPCにメッセ―ジを送ってから慌てて作業に戻る。
と、とにかくどんどん紙を切っていこう。
私はカッターを紙にあてて一気に手前に引いた。
ザクッ。
「痛っ!」
左手人差し指に走った鋭い痛みに、私は思わず声をあげてカッターを落とした。
「…………!」



