Special Edition ②


翌日の挙式は、宇宙船を思わせるスタイリッシュな造りの教会で、寒さを凌ぐためにコンクリートで造られているらしい。
縦に細長い窓から、神々しいほどの光が差し込み、ステンレス製のパイプオルガンの音色が響く中、五度目の挙式をした。

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六箇所目の挙式の場所は、フランスのシテ島にあるサント・シャペル教会。
パリ最古のステンドグラスがあることで有名で、柱のアーチと青い天井がひと際目を惹く。
太陽の光により七変化するステンドグラスに囲まれ、六度目の挙式をした。

パリ市内を観光していると、可愛らしいランジェリーショップが目に付き、おねだりして買って貰うことにした。
福田さんを連れ、店内を散策。
彼好みの清楚で可愛らしいランジェリーを幾つか購入して、店から出ると。

「お知り合いですか?」
「いや」
「道でも聞かれたんですか?」

フランス人には見えないのに、何故か、美女二人組に絡まれている彼。
私の腰を抱き寄せ、彼はその二人にフランス語らしき言葉で話すと、ギロリと一瞬睨まれて去って行った。

「逆ナンされた」
「……やっぱり」
「早めに出来て来てくれて助かった」
「哲平さんこそ、私から離れちゃダメですよ?!」
「フフッ、……だな」

イケメンは世界共通らしい。
旦那様が見知らぬ女性に連れて行かれないように目を光らせておかないと。

「買えたのか?」
「あ、はいっ」
「じゃあ、今夜は楽しめるな」
「っ……」

耳元に落とされた彼の言葉。
それが何を意味してるのか……分かってしまう。
哲平さん、お手柔らかにお願いします……。