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大阪支社に出向して数日。
毎日プロジェクトメンバーと寝食を共にしていると言っても過言じゃない。
事務所で夜が明けることもある。
外食産業のプロデュース&コンサルティングをする『HASUMI FOOD Co.,Ltd』は、業界でも国内トップクラスを誇る。
その大企業の精鋭揃いの営業スタッフを纏めるのが璃子の役目。
責任重大である。
大阪支社は東京本社ほど社屋は大きくないが、周辺に娯楽施設や宿泊施設が整っていて、出張で仕事をするなら最適と言われる立地条件。
大阪ならではの飲食店ももちろん軒を連ね、朝昼晩外食でも廻りきらないほど店舗数は星の数。
「白井さん、今日の午後に会ぉて貰いたい人がおるんやけど」
「はい、大丈夫ですよ」
「すんまへん」
木曜日の朝、出社するとすぐに大阪支社の営業統括部長の戸崎 成允(三十六歳)に声をかけられた。
今回のプロジェクトで、来月から渡欧することになっているプロジェクトの総責任者だ。
大阪支社へは新人の頃から何回も出張で来ているが、この戸崎は新人の頃から結構可愛がってくれている。
見た目は野性的な男性で物腰は大阪弁だからなのか、砕けたイメージがあるが、心遣いは細やかで女心を熟知している感じだ。
トータルで見ても、イケメンでデキる男の部類になるだろう。
戸崎が、大阪に来た初日からプロジェクトに関連する業者(酒造メーカー、農産物生産者、食品加工機械、有名シェフなど)と顔合わせをセッティングしてくれていて、その合間に企画の詳細を打ち合わせする過密スケジュール。
「週末は何しとん?」
「へ?」
「暇なら飲みにでもいかへん?」
「あっ……ごめんなさい。週末は東京に帰るので」
大阪支社に出向して数日。
毎日プロジェクトメンバーと寝食を共にしていると言っても過言じゃない。
事務所で夜が明けることもある。
外食産業のプロデュース&コンサルティングをする『HASUMI FOOD Co.,Ltd』は、業界でも国内トップクラスを誇る。
その大企業の精鋭揃いの営業スタッフを纏めるのが璃子の役目。
責任重大である。
大阪支社は東京本社ほど社屋は大きくないが、周辺に娯楽施設や宿泊施設が整っていて、出張で仕事をするなら最適と言われる立地条件。
大阪ならではの飲食店ももちろん軒を連ね、朝昼晩外食でも廻りきらないほど店舗数は星の数。
「白井さん、今日の午後に会ぉて貰いたい人がおるんやけど」
「はい、大丈夫ですよ」
「すんまへん」
木曜日の朝、出社するとすぐに大阪支社の営業統括部長の戸崎 成允(三十六歳)に声をかけられた。
今回のプロジェクトで、来月から渡欧することになっているプロジェクトの総責任者だ。
大阪支社へは新人の頃から何回も出張で来ているが、この戸崎は新人の頃から結構可愛がってくれている。
見た目は野性的な男性で物腰は大阪弁だからなのか、砕けたイメージがあるが、心遣いは細やかで女心を熟知している感じだ。
トータルで見ても、イケメンでデキる男の部類になるだろう。
戸崎が、大阪に来た初日からプロジェクトに関連する業者(酒造メーカー、農産物生産者、食品加工機械、有名シェフなど)と顔合わせをセッティングしてくれていて、その合間に企画の詳細を打ち合わせする過密スケジュール。
「週末は何しとん?」
「へ?」
「暇なら飲みにでもいかへん?」
「あっ……ごめんなさい。週末は東京に帰るので」



