*
夕食を終え、リビングでテレビを観ながら、どちらともなく話を切り出すタイミングを計っている。
「あのさ「あのねっ…」
「あっ「えっ、ごめん」
タイミングって難しい。
お互いに気が合うからなのか、話すタイミングまでバッチリだよ。
「悠真からどうぞ」
「いいの?」
「うん」
「じゃあ」
悠真は体の向きを私の方に向け、ソファの上で胡坐を掻いた。
「この前はごめん。ちょっと意地悪し過ぎたっつーか、余計なことを言っちゃって」
「ううん、悠真が怒るのも分かるから。……気にしてないよ」
「ホント?」
「うん。それより、私の方こそ、ごめんね?勝手に決めちゃって」
「……ん」
「本当はね、先月の頭くらいからプロジェクト自体の話は聞いてたの。まさか、私が担当者になるとは思ってもみなかったんだけど」
「……そっか」
「悠真が心配になるようなことは絶対ないし、できるだけ休みの度に帰って来るようにするし」
「……ん」
「毎日メールも電話もする」
「ん」
胡坐の上に置かれている悠真の手を取り、ぎゅっと握りしめる。
「近いうちに社長に相談しようかと思ってるんだけど、結婚後は少し勤務形態を変えようかと思ってるの」
「え?……勤務形態って?」
「今のチーフという地位でなくてもいいかなって」
「それって、どういう意味?」
「……がっつりのフルタイムじゃなくて、パートとか契約社員とかでもいいかなと思って」
「………後悔しない?」
悠真は表情を曇らせ、手を握り返して来た。
夕食を終え、リビングでテレビを観ながら、どちらともなく話を切り出すタイミングを計っている。
「あのさ「あのねっ…」
「あっ「えっ、ごめん」
タイミングって難しい。
お互いに気が合うからなのか、話すタイミングまでバッチリだよ。
「悠真からどうぞ」
「いいの?」
「うん」
「じゃあ」
悠真は体の向きを私の方に向け、ソファの上で胡坐を掻いた。
「この前はごめん。ちょっと意地悪し過ぎたっつーか、余計なことを言っちゃって」
「ううん、悠真が怒るのも分かるから。……気にしてないよ」
「ホント?」
「うん。それより、私の方こそ、ごめんね?勝手に決めちゃって」
「……ん」
「本当はね、先月の頭くらいからプロジェクト自体の話は聞いてたの。まさか、私が担当者になるとは思ってもみなかったんだけど」
「……そっか」
「悠真が心配になるようなことは絶対ないし、できるだけ休みの度に帰って来るようにするし」
「……ん」
「毎日メールも電話もする」
「ん」
胡坐の上に置かれている悠真の手を取り、ぎゅっと握りしめる。
「近いうちに社長に相談しようかと思ってるんだけど、結婚後は少し勤務形態を変えようかと思ってるの」
「え?……勤務形態って?」
「今のチーフという地位でなくてもいいかなって」
「それって、どういう意味?」
「……がっつりのフルタイムじゃなくて、パートとか契約社員とかでもいいかなと思って」
「………後悔しない?」
悠真は表情を曇らせ、手を握り返して来た。



