Special Edition ②


何度も角度を変え、啄む加減も甘噛みする強さも。
絡め取る深さも全て芽依を追い求めて……。

息継ぐ間さえ惜しいほどに、芽依とのキスに酔いしれる。

「んっ、……きょぅ……さ、んっ……」

俺の服を掴む手に力が込められた。

優しく髪を撫でて、耳朶を甘噛みする。
そのまま首筋に唇を這わせて、ゆっくりと這い伝うように……。

生シルクのパジャマのボタンに手をかけた、その時。
パチンッ。

「え……」

“ストップ”と言わんばかりに手が叩かれた。
ゆっくりと視線を持ち上げると、フフッと笑う芽依が視界に入る。

「何で、叩いたの?」
「誰も、脱がせていいだなんて言ってませんよ?」
「は?」
「ンフフッ」
「………このまま、しろと?」

別に真っ裸にならなくても、できないことはないけど。
けど、これ……ファーストテイクだよな?
え、いいの?
一生に一度だよ??

放心状態の俺の首に腕を絡め、ぎゅっと抱きついた芽依。

「“抱く”だけですよ?」
「………は?えっ……はぁぁぁああ?!」

いやいやいや、芽依、マジで勘弁。
俺、相当我慢してるんだけど。
この期に及んで、ハグだけで我慢しろって?
そりゃあないんじゃないのぉぉぉおッ?!

ぎゅ~~~っと抱きついたままの芽依。
それが、何を意味しているのか、嫌というほど実感させられる。

「今まで、散々嫌な思いをさせられて来た私の、せめてもの抵抗ですよ?」
「っっっ……」